サッカーとハート :防衛反応2007-02-19

昨年11月22日から全く書いていないこのコラム。さすがに様々な方々に『どうなってるの?やめたん?』って聞かれる。・・・やめてはいない!・・・が答え。言い訳するわけではないが本当に時間と体調が悪く更新パワーが出なかった。体調悪いといっても病気ではない・・・。

昨年末にJFAのナショナルトレセン業務が立て続けに(新C級コーチ養成講習会のメニュー落とし込み、関西トレセンスタッフ研修会の開催、NTC U-12関西の開催etc)あり多忙を極めてしまった。同時に1月20日に行われた兵庫カンファレンス(C級リフレッシュ研修会を兵庫独自のやり方に改編し国体報告を行った)のパワーポイントスライドの作成と映像編集、そして本業の大学の論文作成、細かいことを言えばサッカー部のHP編集・・・と毎日3:00〜4:00ころまで作業をして朝8:00前に出勤、しかも練習のない月曜日は授業があり休む日が無い・・・というサイクルで睡眠不足であわや通勤中に事故仕掛け(片道60km)・・・といった有様。

しかしJFAの仕事も1月31日を持って任期満了で終了、兵庫カンファレンスも終了、おまけに2・4種対象のリフレッシュも終了、そして論文も無事提出・・・やっと忙しさから開放・・・と思いきや今から長野県戸隠高原へスキー実習に向かわなければならない。今これを書いているのが19日の17:00、バスは21:30出発。出発前に一言だけ書いている状態。

だから今回は短く少しだけ・・・。実習中に書き溜めます・・・出来ると思うけど・・・。

電車の車窓から

今日はスキー実習へ出かける日なので電車に乗って大学まで来た。久しぶりの電車だが姫路駅についてすぐ改札に行くためには先頭車両が一番近い。今日は先頭車両で進行方向の線路をずっと見ながら乗ってきた。昔は先頭車両から見る景色は日ごろでは見ることの出来ない線路景色なのでそれを興味深い景色としてとらえ、どちらかといえば“楽しい”という感覚で見ていたものだった。しかし今日は物凄く恐怖心を持って乗り、見てしまった。恐怖心というと電車会社に申し訳ないことなので言ってはいけない言葉なのだろうが昨今の3面記事を賑わせる電車事故ニュースの影響か恐怖心が頭をよぎってしまったのである。

スポーツにマイナス反応?

そもそも恐怖心というのは防衛反応である。怖いから身構え、万が一のために準備をするという反応だ。いわば前進していく反応ではなく身が縮む・身も心も引いてしまう反応だ。

とするなら防衛反応はスポーツにはマイナスにこそなれプラスにはならない反応ではないだろうか?もちろんスポーツ時の怪我や危険に対する反応としては防衛反応は必要なことだ。だが防衛が『怒られるから怒られないように○○をやっておこう!』という防衛になるのなら、いやこんなネガティブな反応になるのならスポーツにマイナスになると考えるのは考えすぎだろうか?

となると指導の現場でのあり方は非常にこのネガティブな防衛反応を排除しなければならないのではないだろうか?ということである。防衛反応なら良いが防衛本能になってしまったら取り返しがつかないのではないだろうか?いつもおどおどして非積極的になる・・・このようなことが無い様、日々サッカーの原点である【楽しくなければならない!】という感覚を忘れないようにしなければならないのではないか。まあ、競技レベルにも寄るのだがそれでも楽しくありたいものだ。楽しくとは練習したことが出来た楽しさや協力し合えて達成できた楽しさと言う意味で・・・。

だから私はコラムを書き続けたい・・・また読んでください。