サッカーとハート :サッカー熱 充電の旅(?) 8日目。2014-08-08

8/5・6日と鹿島アントラーズの練習を、8/7日はFC東京のトレーニングを見学。

鹿島アントラーズでは強化部長・スカウト部長とお会いし、色々とチームのことや協会の話しを拝聴。その後一緒に練習見学。

練習は5日が16:00~、6日が9:00~と17:30~の二部練習。遅くまで実施。内容は詳しく言えないが、現在若手がたくさん先発を張るチーム。若手の躍動、監督・コーチの熱等 とても「なるほど」とうなづける香りがプンプン。何せ監督は全体練習後に若手だけを集めてずっと居残り指導をしているとか。昨年は一年間、ずっと。午前練習が四時間以上になることもしばしば…。監督はお腹が減って昼を過ぎてることに気付くのだとか。時計をしてても見ないらしい。(笑)若手が伸び、いや伸ばす・伸びた…の自信があっての今年のメンバーなんでしょう。

ベテラン選手

しかしもっと素晴らしいのはベテラン選手。ややもすれば試合に出られず悶々として気持ちが乗らない…となりそうなところ。ところが黙々とプレーをし続け、誰よりも質の高いプレーを目指しているという姿が…。そしその ” 熱 ” が姿から伝わってくるから凄い。それを見せられた若手は一生懸命やらざるを得ない。そうやって負けられない・勝ちたい・勝たなければ成らない…チームの伝統が出来てきたのだろう。

その中でも、本山選手はいつも楽しそうにちょっといたずらっ子のような仕草を見せ、雰囲気を明るく良くしている。彼こそ日本で一番の選手では…と私は思っている。

久しぶりの再会

FC東京では強化部長とトップチームコーチがS級の同期とあって久しぶりの再会と見学が実現。球団社長・育成部長・強化部スタッフともお会いでき有意義倍増。またびわこスポーツ大学(立正大淞南高校)出身の松田陸選手と2006年地元兵庫国体でヘッドコーチをした時の選手であった米本拓司選手(兵庫県立伊丹高校出身、U17・OL代表)と再会。両選手、覚えてくれていました(笑)。因みに我がチームにいた河村が今、FC東京のイタリア人スタッフの通訳をしていることも付け加えて…と。

FC東京のエドゥ選手、メチャ大きい選手。あんなに大きな選手とよくもまあ対決したもんだ…とGenにもビックリ。(笑) 新外国人選手カニーニも大きい。目の前で見るとTVで観るより大きい。肩幅・胸板・お尻…世界に出たらこのサイズと日本人は戦う訳。ましてや+スキルにメンタルに…。

緊張感と五感で感じるサッカー

ここ数試合前からイタリア人監督の戦術が浸透してきたのだろう、とても好調で順位も上がってきている東京。なるほどFトウもトレーニングが成績に反映している”気”を感じた。”気”とは言葉には表しにくいが、五感で感じる。ミステル フィッカデンテイ の緊張感が良い。週末のイタリア人 ミステル対決が興味深い。負けたくないだろうね…互いに!

うちの選手にこの緊張感と五感で感じるサッカーを見せたい。百聞は一見に如かず…私が言葉で言うより効果は大だろう。(笑)質が高い…とは五感で感じ考えること。ある選手が言っていた、「自分に能力が無いことを理解できたことが能力だ」…と。だからこそやるべきことがはっきりして自分の生きる武器が見えてくる。自分に出来るプレーと出来なければならないプレー、しなくて良いプレーが。

しかしサッカー選手には共通して必要なものがある。それは何よりもプレーをし続ける強さ。これこそ能力。どの年代でも強度は別にしてもどんな選手にも必要な能力。少年サッカー選手にサッカーを好きにさせる…とよく言うが正にこう言うことなのだろう。自分自身、本山選手が35歳になってもいたずらっ子のように楽しくプレーをしている姿を観るとハッとする。大事なものを忘れているのではないか…と。

多くの指導者へ…選手がサッカーしたい!と思っているだろうか?嫌々プレーしてはいないだろうか?暑い時こそ気をつけよう。シニアになってもサッカーやってるおじさんたちの様にサッカー好きにさせよう!それこそ能力だ!

我がチーム、山登りした!選手たちも何かしたいことあったら言えばいいのに(笑)

※2014年4月よりブログ [サッカーとハート] 移転しました。こちら≫


昌子 力(しょうじちから)
略歴:
1986年3月 大阪体育大学体育学部卒業
1986年4月 社団法人神戸フットボールクラブ入社
1995年4月 株式会社ヴィッセル神戸に出向
1999年2月 社団法人神戸フットボールクラブ退社
      ヴィッセル神戸とプロ契約 ユース監督に就任
      同時に下部組織統括責任者就任
2002年4月 学校法人獨協学園 姫路獨協大学に外国語学部講師・サッカー部監督として着任
2005年4月 同大学 外国語学部助教授(2007年度より准教授)資格:1986年日本サッカー協会公認リーダー資格取得
1994年(財)日本体育協会、(財)日本サッカー協会公認競技力向上コーチC級資格取得
1996年(財)日本体育協会、(財)日本サッカー協会公認競技力向上コーチB級資格取得
1997年 アジアサッカー連盟C級コーチ資格取得
2002年 (財)日本体育協会、(財)日本サッカー協会公認競技力向上コーチA級資格取得

役職:
日本サッカー協会全日本ユース選手権大会実施委員会委員(1999年)
日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ(2005年~06年)
日本サッカー協会ユースダイレクター〔兵庫担当〕(2007年~)
日本サッカー協会公認B級コーチ養成講習会インストラクター(2005年~06年)
日本サッカー協会公認C級コーチ養成講習会インストラクター(1999年~)
関西クラブ・ユース・サッカー連盟理事(1987年~)
兵庫県サッカー協会技術委員会委員長(2007年~)
兵庫県サッカー協会3種委員会委員(1991年~)
兵庫県クラブ・ユース・サッカー連盟理事長(1991年~)
兵庫県国体選抜〔2種・高校生年代〕選抜チームコーチ(1999年・2006年)
兵庫県3種(中学生年代)選抜チームコーチ(1991年~1998年)
兵庫県4種(小学年代)選抜チームコーチ(1992年~1998年)
神戸市サッカー協会技術委員会委員長(2004年~)
神戸市サッカー協会技術委員会強化部長(2000年~2003年)
関西学生連盟技術委員(2002年~)表彰:2000年2月神戸市スポーツ優秀団体金賞

指導歴:
日本クラブ・ジュニア・ユース・サッカー選手権 関西大会
 優勝(96)、準優勝(91)、第3位(92,93,94,95)
日本クラブ・ジュニア・ユース・サッカー選手権 本大会
 第3位(98)、ベスト8(95,96)
兵庫県中学生サッカー大会
 優勝(93,95)、準優勝(96,98)、第3位(91,94,97)
高円宮杯全日本ジュニア・ユース・サッカー選手権 関西大会
 優勝(95)第3位(93)
高円宮杯全日本ジュニア・ユース・サッカー選手権 本大会
 ベスト8(95)
日本クラブ・ユース・サッカー選手権(U-18)関西大会
 優勝(00)、準優勝(99,01)
日本クラブユースサッカー選手権 本大会
 ベスト8(99)
Jリーグユースカップ 1999 Jリーグユース選手権大会
 優勝(99)
兵庫県社会人リーグ1部
 優勝(86,87)
全国女子サッカー大会(アジュール兵庫)
 優勝(02)、準優勝(05)、第3位(03)
関西学生サッカーリーグ(姫路獨協大学サッカー部)
 03年春季3部総合優勝 2部昇格
 03年春季関西学生選手権出場
 04年春季2部順位決定戦進出(1部入替戦出場チーム決定戦)
 総合4位で入替戦進出ならず
 06年春季2部順位決定戦(1部入替戦出場チーム決定戦
 総合4位で入替戦進出できず
 07年春季2部順位決定戦(1部入替戦出場チーム決定戦)
 関西外国語大学に勝利し2部総合3位で入替戦進出
 07年春季関西学生サッカー春季リーグ1部入替戦 
 大阪学院大学と対戦し1勝1敗も得失点差で1部昇格ならず
神戸少年サッカースクール
 1986年4月~1988年3月 神戸少年サッカースクール北分校
 1988年4月~1991年3月 神戸少年サッカースクールポートアイランド分校
 1991年4月~1995年3月 神戸少年サッカースクール六甲アイランド分校
神戸FCボーイズ
 1986年4月~1994年 3月
 1986年11月 兵庫県少年サッカー大会4年生の部3位
 1988年1月 神戸市少年サッカー大会新人戦優勝
 1988年12月 神戸市少年サッカーリーグ6年生の部優勝
 1989年11月 兵庫県少年サッカー大会6年生の部3位
 1992年2月 神戸市少年サッカー大会新人戦優勝
 1992年5月 全日本少年サッカー大会神戸市大会優勝
 1992年6月 全日本少年サッカー大会兵庫県大会ベスト8
神戸FCジュニアユース
 1989年 4月~1995年 3月
神戸FCユース
 1986年 4月~1989年 3月
神戸FC1970*18才以上の社会人
 1986年 4月~1990年 3月
ヴィッセル神戸ジュニアユース
 1994年 4月~1999年 3月
ヴィッセル神戸ユース
 1999年 4月~2002年 1月
ヴィッセル神戸サテライト
 1998年 9月~2001年
ヴィッセル神戸トップチームコーチ
 1998年11月 J1残留決定戦J1残留
姫路獨協大学サッカー部
 2002年4月~
アジュール兵庫(兵庫県18歳以上女子選抜チーム)
 2000年~現在
その他 神戸FCレディース、神戸FCベテランズ等の指導にも携わる