まとちかサッカー日記 :夏合宿2003-08-04

2003年8月1日~8月4日  晴天

 暑中お見舞い申し上げます

長い梅雨がようやく終わり夏本番です!私がコーチをしているサッカースクールでは、毎年恒例の合宿があります。それは、3泊4日の網野合宿です。京都の北丹にある網野町はほんとうにのどかで日本海のきれいな町です。私たちはそこで「網野カップ」という大会に参加します。今年は小学生(5,6年生)3チームと中学生2チームが参加しました。指導者9年目の私は、この合宿も9回目、去年は合宿3日目にヴィッセルのホームゲームがあったので、途中抜けたり、仕事などでここ2、3年は、丸々4日間過ごせることがなかったのですが、今年はフル参加です。

私はこの合宿に来るとよく自分の指導について振り返ります。コーチをやり始めたきっかけは、私が高校3年の時で、大学も決まりあとは卒業を待つだけとなった3学期に、あの大震災が起きました。神戸は変わり果てた姿になり、「子どもに笑顔を!」ということで、神戸FCのスタッフが、長田の小学校を中心にサッカースクールを行う時、ポートアイランドに住んでいてそれほど被害を受けずにすみ、動き回れた私は、お手伝いをすることにしました。

もともと、子ども好きで先生になろうと思ってただけに、元気のなかった子達が楽しくサッカーをする姿を見て、わたしもすごくうれしくなり、その後もサッカースクールを手伝うことになりました。その頃はまだ私自身も現役でバリバリ!?サッカーをやっていたので、自分の練習、試合のない日に教えに行ってたのですが、次第に教える方が楽しくなり、現役を引退し、コーチを中心にしました。その後は、地域C級や、準指導の資格などを取って自分なりに勉強してきたつもりですが、子どもたちにとって私はどんなコーチなんだろうと考えます。良い指導者とはどんな指導者なんでしょう?

私のサッカースクールには、上手い子、下手な子、サッカーの好きな子、親に言われてきてる子等いろんな子がいます。好きな子、上手い子は、ある程度ほうっておいても、どんどん吸収し、伸びていきますが、そうでない子もいます。

私が小学校の時は、親友につられてやり始め、練習嫌いだったので、全然上手くなりませんでした。今になって、あの時にもっと練習していれば・・・と思います。子どもたちが卒業して、私から離れても、ずっとサッカーが好きであるように、たとえサッカーをやめても、何か一生懸命なることがあることの楽しさを忘れないでほしいと思ってます。
1年目にコーチをした時の6年生の子たちは、来年成人式を向かえます。私がコーチをやり始めた年齢よりも上になってしまいました。汗・・ほとんどの子は、今どうしてるか分かりませんが、たまにハガキが送られてきたり、道で会って声をかけてくれて、「がんばってるよ~」と言ってくれる時が、本当によかったと思える時です。8年間やってきて、私はまだ「良い指導者です」とも言えないし、子どもからも教えられることも多いですが、一緒になって頑張って、喜んで、泣いて、怒ってしてるコーチですが、私のようなサッカー好きが増えたらナと思ってます。

そんなことを思いながら、網野での4日間、暑い中、全10試合(1チームあたり)行いました。毎年この合宿で、子ども達はぐっと成長します。今担当している6年生がどのように変わり、今後どう伸びていくのか楽しみです。

追伸・・・
合宿の最終日に1時間ほど、海水浴の時間があるのですが、泳げない私は毎年カメラマンを担当します。今年もそのつもりだったのですが、途中子どもにのせられて海に入ってしまいました(しかも服のまま)笑
帽子もかぶって日焼けには気を使ったのですが、それでも真っ黒に・・・汗。モデルとしてもまだまだのようです。社長、ごめんなさい!!