まとちかサッカー日記 :クリスマスプレゼント2004-12-26

2004年12月25、26日(土、日)

  皆さんこんにちは!街はクリスマス1色!今年も神戸の街はルミナリエでにぎわっていました。私はルミナリエが始まった最初の2年ぐらいは見に行ってたんですが、それからはさっぱり・・・。見に行きたいのは山々なのですが、一緒に見に行く相手がいないというのと(涙)、ふだん飲食の仕事をしているので12月は休みを取る余裕なんてないので見に行けませんでした。

 それにもまして今年は12月18日から全国大学女子選手権(インカレ)が始まり、副審、4thの割り当てをいただいて参加することになってました。女子1級の最終テストになるこの大会を私も経験しておきたかったので、バイト先には頭を下げ休みをもらい行かせてもらいました。

 毎年この時期は雪が降ったりして、会場ではみんな凍えているそうですが、今年は暖かく気持ちのいいぐらいで、先日の日本女子選手権とは違う、大学同士という大会の雰囲気を味わいました。23日の準決勝の4thの割り当てを最後にインカレを終えました。

 そしてクリスマスイヴは、ここ6年ほど仕事をしており、バイト先でも昨年からクリスマスディナーを始めたので、幸せなカップルのためにがんばりました(泣)

 25、26日はというと、いつもは神戸FCの普及部であるサッカースクールを担当している私なんですが、今回久しぶりに強化部であるボーイズの遠征について行くことになり、ボーイズB(5年生)と大阪の高槻へ「郡家カップ」という大会に参加しました。

 1日目は予選リーグ、2日目は決勝トーナメントという大会で、神戸FC、愛知FC、紫光クラブが優勝候補と言われる中、予選リーグで紫光クラブと同じブロックに入ってました。

 宿泊有りの遠征だったので、保護者の方2人の引率と子供22人の移動でした。ボーイズは3年生からリーグ登録し、いろんなところへ試合に行ってるので、5年生の子達と電車に乗っていると子供たちのマナーを見て、「移動慣れしているな~」と少し感心してしまいました。引率に来てくれたお母さん方に「せっかくのクリスマスにすいません。」と恐縮されましたが、クリスマスだからといってそんな予定もなかった私には痛いお言葉でした(笑) 1日目の予選では、優勝候補と言われる紫光クラブに対し、とてもいい試合内容で、結果も1-0で勝ち、1位突破できたのでよかったといいたいところですが、この日の他2試合では内容がいまいちだったので、この辺がこのチームの課題だな・・と思いました

 そして2日目のトーナメント戦では、1試合1試合順当に勝ち上がり決勝戦へ進みました。その決勝戦の相手がなんと紫光クラブ!再試合です。相手からすれば、リベンジ戦で今度こそは・・と思っているでしょうけど、こっちも優勝のかかった決勝戦、負けるわけにはいきません。昨日のようにがんばろうと気持ちを1つにし、試合開始。前半に先制点をとりいいスタートになったのですが、相手も作戦を変えてきて、DFにいたキック力、勢いのある子を前にあげてきたのです。こちらはポジション修正が遅れてしまい、立て続けに3点入れられてしまい1-3になってしまいました。前半終わりに1点返して2-3でハーフタイムになりました。

 後半に入るとお互い1歩も許さずといった感じの接戦でチャンスもなかなか点につながらず、「もうだめか~」と思ったロスタイムに、なんと同点に追いついたのです。ここまでで見てる側からすれば「よくがんばった。満足」といいたいところなんですが、試合はそうもいかず延長戦に入りました。あとは子供たちに最後の最後までがんばってもらうのみ!延長戦が始まると、流れはわがチームの方へ・・期待も膨らんだその瞬間、うちのキーパーと相手が接触して、キーパーの子が負傷してしまいました。何とか立ち上がったのですが、すぐに本人が「無理」と合図をしてきたので、キーパーを交代することに・・そして交代で入ったキーパーの子が小柄で、とても真面目でやさしい子で、急な交代で大丈夫かなと思いましたが、他のメンバーのがんばりもあってそのまま延長戦終了!なんとPK戦に突入です。

 PKのキッカーの順番を決めにみんなが戻ってきたとき、交代して入ったキーパーの子が緊張のせいか、涙目になっていました。私はあまりにもかわいすぎて笑いそうになりましたが、こらえて「大丈夫、大丈夫!みんな決めてくれるから!」と言って送り出しました。そしてPK戦が始まるとき、となりで監督が「うちの子達PK弱いねん・・」と失笑してました。1人目、2人目と両チームが決め、3人目、紫光クラブのキッカーは、この試合で得点を決めたあのキック力のある子でした。ところがその子が少し蹴りそこない、涙をためながら飛んだわがチームのキーパーの所にボールが飛んでいき、止めたのです!私は思わず飛び跳ねて喜びました。その後、監督の言葉を裏切るようにみんな決めてくれて、5-4で勝ったのです。こんなに最後まで面白い試合は久々で、とても充実した気分になりました。「一緒にきてよかった」と思える1日遅れのX’masプレゼントをもらったような大会でした。

  ちなみに帰りは高槻から新快速に乗って帰ってきましたが、大半の子達が爆睡・・三宮に着く前にゆすってもゆすってもなかなか起きてくれないぐらいがんばったみんなでした。