まとちかサッカー日記 :日本女子選手権2004-12-05

2004年12月4、5日(土、日)

 皆さんこんにちは。Jリーグも終わり、残すは天皇杯。ヴィッセルは残念ながら負けて終わってしまいましたが、J2で下位だったコンサドーレ札幌がJ1チームを2チームもやぶり準決勝まで残ったり、今年JFLからJ2入りを決めたザスパ草津が、J1の優勝チームの横浜F・マリノスに勝ったりと、何が起きるか分からなくておもしろいです。

 女子にもLリーグがあるように、女子の天皇杯と言われる「日本女子選手権」という大会があります。毎年1月に行われており、L1、L2の全チームと、各地域の予選を勝ち抜いて出場するチームのトーナメントの大会です。

 この大会が、今年は川淵キャプテンの女子サッカーも盛り上げようとする計らいから、決勝戦を国立で、天皇杯決勝の前座ですることになりました。そのため12月からこの大会がスタートし、私は1,2回戦の審判を割り当てていただきました。

 主審は1級でないとできないので、12月4日の1回戦は、名古屋FCレディース対清水第一の試合の4thと、12月5日の2回戦は、宝塚バニーズ対神奈川大学の試合の副審(A2)をやらせていただきました。今年はLリーグでは1度も割り当てられずに終わったのであきらめていたのですが、ミニ国体以来の大きな大会で、いつもと違う緊張感がありました。

 一度、今年のLリーグの時に審判の方々の試合前の打ち合わせや、各チームとのミーティングなどの流れを見学させていただいたのですが、その時とほとんど同じ流れでした。4日に4thをした時は、ベンチも荒れることなく、主審の合図も見落とさずにロスタイム表示もして無事終了!

 5日の2回戦で副審(A2)をやらせてもらった時、試合前の流れは前日にもやっているので少し落ち着いた感じで試合を迎えられましたが、試合開始すぐは、両チームのユニホームの色が思ったより見にくく、少し戸惑いました。しかも神奈川大学がDFラインをすごくあげてきて、オフサイドラインがとても際どく、緊張が続きました。

 前半が終わり、主審の足をひっぱってないか気にしていたら、主審の方が「今のままでいいから!すごくいいからね」と声を掛けてくださり、自分の中で少し吹っ切れたような感じになりました。後半は前半以上に自分らしく、思い切ってできましたが、主審のアシスタントである副審が、主審に気にしてもらってるようでは、まだまだ力不足だなと感じました。

 今日の試合は、副審にはかなりやりがいのあるおもしろい試合でしたが、副審をやっているとラインをずっと気にしてるので全体的な試合内容を楽しむことはできないなと思いました。