まとちかサッカー日記 :女性アスリート2007-08-20

2007年8月中旬

皆さんこんにちは。とってもご無沙汰しております。(汗)毎日がとてもあっという間に過ぎていき、もう夏ど真ん中です。

私は、30歳という大台に入ったのを機にいろいろと環境の変化があり、毎日がとても忙しいです。「充実している」といえば、そうなのかもしれませんが、思うようにいかないところもあり悪戦苦闘の日々を送っています。そんな中でも1つホッとしていることが、審判女子1級の1次審査に受かったこと。去年もテストにチャレンジさせていただいたのですが、1次審査で不合格になったので、今年もう1度チャンスをいただけたことは本当に幸運なことなのですが、今年の1次テストで「十分満足いく試合ができたか?」と聞かれれば、「まだまだ調整しきれてませんでした」という答えになってしまい、それでも去年の壁を突破できたことは、正直ホッとしています。もうすぐ8月末には2次審査があり、ここでは宿泊ありの長期戦で、体の調整はもちろん、全てにおいてきっちり準備をして後悔がないようにやりとげなければと思っています。
さて、ここ数年、様々なスポーツ界で女性アスリートの活躍が目立っていますが、そんな中、私がとってもうれしかったニュースが「TASAKIペルーレの磯崎選手の入籍発表」でした。年齢が1つ違いの磯崎選手の入籍は、同じ女性として、喜ばしくもあり、うらやましくもあります。(笑)どうしても女性選手の結婚となると「引退」という文字が出てきてしまうものですが、「理解ある夫」で、このまま現役を続けられ、支えてくれるパートナーが一緒にいるというのはとても幸せなことだと思います。

もう一人、なでしこリーグで結婚し、お子さんができて母親になっても現役で活躍されている、伊賀くの一の宮本ともみ選手がいます。柔道のやわらちゃん同様、子供を出産し、復帰するというのはとても努力がいることだと思います。お母さんになったからこそ出てくるパワーというのはもちろんあると思いますが、家族を支え、自分とも戦い、そんな女性アスリートをとても尊敬します。でも絶対に周りの協力、理解というのは必要だと思うし、それによってあきらめてしまった人もいると思います。

それは女性審判員でも同じことだと思います。がんばって女子1級まで上がった人でも、結婚、出産で現役から遠くなった人もいます。自分の意思で引退していくのはいいのですが、やっぱりやりたくても出来ない状況であきらめなければならないのはさみしいものです。だからもっと宮本選手や磯崎選手のように、結婚しても、出産してもがんばっていけるように、たくさんの女性アスリートが少しでも長く活躍できるような環境になっていったらいいなと思います。